Oct 7, 2009

Fighting with Bed Bug! (Part-1)

Bed Bug 「ベッドバグ」 ・・・ 南京虫ぃ?

ここ最近北米の東部エリアで広がっているそれはそれは「かゆい」「しつこい」「おぞましい」 Bed Bug。 この夏は自宅のあるアパートの住人はこの Bed Bug との戦いの夏でした。 当然わが家も。。。

NYCはクィーンズにある自宅のアパートは築55年で52世帯の入った Corp.  NYCエリアでアパートのルームを購入するにあたってアパートの所有状況には大きく二種類あります。
ひとつは Condominum 「コンド」(ビルの所有はマネージメント会社、オーナーはユニット「ルーム」を所有)。 それと Corp.「コープ」(ビル全体をユニット「ルーム」のオーナー達自身が所有管理し、ユニットの広さで株 "share" を配分)。
自宅のあるアパートは Corp. のため、アパート全体で何かをするには、所有者の代表者 "Boader" が会議やコントラクター探し、住民との調整をほとんどボランティア状態で行います。
・・・ ほんとに頭が下がります・・・

Bed Bug の報告が最初にあったのは去年2008年の秋頃だったそうです。 今年の春頃までに、この Bed Bug の被害があったユニットはオーナーが自分達で、ペスト・コントロール等の駆除会社に頼んで駆除作業を行っていたそうで、その費用も自分持ち。 一般的には500ドル前後は掛かっていたようです。 ところが今年の春、いくつかのユニットからの連絡で、Bed Bug がアパートの各ユニットに広がっているようだと。。。 確かに、一ユニットで駆除作業をしても、Bed Bug は一旦その部屋からは出て行くものの、それは他の部屋に感染していっているとも。。。

そう、我が家も6月に入った頃、就寝中にかまれて体のあちらこちらに赤く腫れ上がる痕跡がいっぱい。 しかもこれがメチャクチャ痒い!!
かゆみ止め薬を塗ってかゆみは少しおさまるものの、痕跡はなかなか消えず、やっぱり「かぃぃ~」。。。

今回は、ニュージャージー州に拠点を置く ACTION Pest Contol というペストコントロールの会社に依頼して、ビル全体の Bed Bug の調査。 K-9 "canine"「ケーナイン」 が全てのユニットと地下室をチェック。 そうK-9とは、Certified Bed Bug Dogs でした。 これが、結構かわいい犬達だそうで。。。 結果、全52ユニット中の22ユニットがで Bed Bug が見つかり、あついアツイ夏になることに・・・

7月上旬にビル全体で一週間をかけて駆除作業。 その準備と駆除当日とその後がほんとにタイヘン・・・。 準備では、全ての衣服、寝具、バスタオルを洗濯・高熱乾燥しビニール袋に密閉しておくこと。
床、ベッドやソファー周り、たんすの引き出しを全て掃除機をかけておくこと。 たんすの引き出し、クローゼットは完全に空にしておくこと。 床、テーブルには小物の類は一切置かないこと。。。
おかげさまで、準備に約2週間を要しました。 その間、たまりにたまっていた不用品がどんどんゴミで出て行くこと・・・・・ それがアパート全体で一気に吐き出されていくものだから、地下も裏庭も御用通路も、大型ゴミでとんでもないことに。。。

アパート中がパニック状態。。。
ほんとに悲惨・・・でした。

駆除作業は午後2時頃には終わるものの、部屋には3時間程は入れません。 いろいろな薬を使って駆除作業を行うのですが、即効性の薬や遅効性のもの、スチーム/熱を利用したりで、作業後部屋に入るのは危険だそうで。。。 話によるとどこかのオーナーは、防毒マスクを装着して作業から作業後まで部屋を監視?していたそうで。。。 (そこまでやるかぁ~!)

部屋に一歩足を踏み入れてびっくり! ソファーがひっくり返り、ベッドもスプリング・ボックスとベッド・マットが部屋の真ん中で仁王立ち。 床がまだビショビショ。 乾いているところは何か白い薬の粉状のものが付着。 壁掛け時計が落ちて壊れているし。。。 おまけに鼻をつく強烈な劇薬のような匂い。。。 確かに防毒マスクがいるかも・・・
掃除機片手に大奮闘! ソファーやベッドも Vacuum !! 当然雑巾掛けも・・・

駆除当日から約2週間の間はこまめに掃除機をかけること! とお触れが出回り。。。 もしも、Bed Bug を見つけたら直ぐに報告するように、とも。

あぁ、やっと終わったんだね。

続く・・・ん?