2001年同時多発テロ事件から9年がたちました。
NYCでは今年も犠牲になった人たちの追悼式典が行われました。 晴天のもと、メモリアル施設の建設場所で、約2700人の犠牲者の名前が遺族の方たちに一人一人読み上げられ、追悼の意が表されました。
今でも、テロ当日の朝、ワールド・トレード・センター・ビル南館の40階にあった会社のNYCオフィスのメンバーの安否を、サンフランシスコ・オフィスで気をもみながら気遣った、ことを思い出します。
2001年9月11日火曜日 米国東部時間
8:46AM...世界貿易センタービル北館にアメリカン航空11便
9:03AM...世界貿易センタービル南館にユナイテッド航空175便
9:59AM...世界貿易センタービル南館崩壊
10:29AM...世界貿易センタービル北館崩壊
家族や親類、友人知人、現場を目の当たりにした人々の心に残った傷跡。 いろいろな思いを胸に、決して忘れてはいけない、と。。。
最近、ワールド・トレード・センター跡地直ぐそばにイスラム教のモスクの建設計画があり、これに反対する人たちも多いことが話題になっています。 フロリダの宗教団体の牧師が9月11日にイスラム教の聖典、コーランを燃やと計画していましたが、事前に、そのようなことは行わない、と発表されました。 「宗教の自由」という概念からモスク建設に反対する人はそれほど多くはないと思いますが、何故その場所があの事件と惨事の場所なのか、私自身も疑問に思っています。 犠牲者とその遺族の多くはニューヨーク、ニュージャージーに住み、今でもその場所に対しては特別な感情を持っています。 確かにその中にはイスラム教徒の犠牲者の方もいます。 それゆえに、国境と宗教を超えた、気持ちの思いやりがあれば、と願います。
平和を祈り 黙祷