Jun 12, 2008

医療保険 あってもねぇ・・・

去年・今年とそれほど大きな病気もせず、病院に担ぎ込まれることも無く、無事平穏に生活を送れている・・・と思いたいのが本音ですが。

2年程前にかかった診療費。

実はアレルギーの治療をその約1年前から続けていたのですが。。。 ある日の注射が原因で、診療所から総合病院に救急車で搬送されることに・・・。 意識が朦朧とし、体も動かず、しゃべることもままならず、総合病院でベッドに寝かされ待つこと数時間。 薬が効いたのか注射を受けたのか、ようやく起き上がることができるようになり、付き添いを受けキャブに乗車。 なんとか帰宅したもののその日の夜はベッドで。。。

その約1~2ヶ月後、病院と消防署"NYFD"(New York Fire Department) からの請求書。

ほんの数時間救急のベッドで寝かされ、点滴を受け、医者の問診をうけただけですが、その請求額が約450ドル。 さらに NYFD からの搬送と搬送中の治療費(?)の請求が550ドル。

あれっ!? 確か、手持ちだった保険カードの情報を、診療所にもNYFDにも総合病院にも伝えたはず。 その後のクレーム処理で、総合病院の請求分は保険会社の事務処理が終わった約2ヶ月後に個人負担分約20%、約90ドルの個人負担に落ち着きました。 問題は、NYFD の救急車。

NYFDからの請求に対して、再度加入保険の情報を添付し、クレーム処理を行っていたですが、2度3度と同じ請求書が送られてきて、同じことの繰り返し。 そのうち、いつの間にか搬送先の総合病院からの請求書になってしまいました。 あれれ? まだ保険会社の事務処理手続きが終わっていないのに。。。

またまた加入保険の情報を添付・送付し電話で状況を伝えても、毎月同額(+滞納金)の請求書が送られてくる。。。 電話で保険会社に事情を説明すると「保険の処理に必要な情報が不足しているので、手続きが中断されている。 病院には必要情報の提出を要求している。」と。。。 すぐさま総合病院に電話をかけ3者コール。 結局、必要情報を総合病院が準備し保険会社に報告すれば、保険適用手続きが再開できる。。。 はずだったのに。。。

結局約半年以上の間、この保険クレームの処理は進まず、いつの間にか総合病院からの請求書が、別のクレジット(取立て)会社からの請求に変わってしまいました。 それでも事情を説明しクレーム処理がまだ滞っているから、この請求に対してはまだ支払いをする気は無い! と伝えるも、「うちはただ請求額を肩代わりしているだけだけだから、そのクレームとは関係が無い。 とにかく支払いは済ませないとクレジット・ヒストリーに傷がつくよ。。。」  渋々、先ずは全額支払処理。 納得がいかん!!が。。。

その後も、保険会社と総合病院の間の手続きを進めるために何度か電話。 驚いたことに、保険会社の要求していた情報とは、「医療処置にあたった医師の名前とサインが必要なんだが。。。」、って。 NYFDの救急車のパラメディックは、医療行為の行える救急医療従事者ではあっても医者ではないのに。 つまり総合病院側も、結局、医師の名前もサインも送付することすらしない(できない)まま放置。 結局、保険会社の担当の上司のマネージャと交渉し、必要情報の要求を却下し、支払い手続きが進むことに♪ 個人負担額は約10%。 つまり約500ドルは戻ってくる♪

待てど暮らせどお金は戻らず。。。電話をかけてまた状況を確認。 「チェックは送付されています。」

いったいどこに? 「クレーム先に。」 知らされた数箇所の連絡先に電話をかけてみても、「うちは入金を行う部署ではないので・・・」、「何のことかさっぱりわからないんだけど・・・」、との回答ばかり。 なんてこったい! また何度も保険会社に電話をかけて、状況を説明。 これが何度も何度も同じことの繰り返し。。。

もうかれこれ2年前の治療になるのに・・・

結局送られてくるはずの500ドルのチェックはどこかに。 保険会社も「チェックを送付する部門」は送付するだけ、「クレーム処理を受ける私たちは処理手続きをするだけ」。

あぁ、おそろしやアメリカのセクション主義的なお仕事・・・

日本ではいかがなものでしょうねぇ。。。

そのうちこんな状況になるんでしょうか?

500ドル!!!  それよりも、疲れ果てた・・・